埼玉県立近代美術館『たまもの−大コレクション展』

(2013.4/4-5/19)
埼玉県立近代美術館で『たまもの−大コレクション展』が開催されている。
開館30年をこえて蓄積されたコレクションを、展示室だけでなく、美術館全体をつかって展開する大規模な展覧会で、「詩と版画」とか「深く眠る」とか、32のテーマに分類されて作品が置かれている。
そのうち4つのテーマに須田剋太の作品があった。

[10.字の形・本のカタチ]では、新聞の広告部分を切り抜いてコラージュした抽象作品。

[11.百花繚乱]では、文楽に登場する女性を描いて、髪や着物に色とりどりの紙をちりばめた作品。
ここではもう1つ、絵馬も展示されているが、これはお水取りにつかう椿を描いていて、東大寺の二月堂で400円で売っているみやげもの。
須田剋太「東大寺椿」の絵馬

[18.世界は丸い]には、円を重ねた抽象画。
違う文脈に置かれてそれぞれに須田作品が輝き、存在感がある。
美術館の所蔵作品がたっぷり展開しているし、切り口のおもしろさ、展示のくふうなど、展覧会じたい楽しいものだが、須田剋太の作品の多様性にもふれられて、剋太ファンには楽しい。
(http://momas.jp/)